ひつじとオーストラリア

きのうに続き、頭の中がオーストラリア。

大学卒業後の進路を考えはじめる大学3年生のときに企業説明会に参加したんだけど、全然イメージができなかった、自分が働いている姿。あと、興味が持てなかった。その企業にも、働くってことにも。

そんなときにオーストラリアで日本語ボランティアのプログラムがあることを知って、おもしろそう!って思って応募した。

大体、わたしが何かを決める基準っておもしそう!なんだな~。

なんかピンときた。こころがうきってなった。

 

オーストラリアでひつじ・小麦農家さんの家でホームスティしていたときにひつじの毛刈りをみせてもらったり、おおきなトラックに乗せてもらったり、夜のハンティングに連れて行ってもらったり、農家の仕事を近くでみせてもらった。同時に農家の仕事に対する情熱みたいなものを感じた。仕事をしているときの顔が普段の顔とはまた違って、ほんとかっこよかった。

なんかそんときに、あっ、わたしも働いてみたいな~って思った。

 

職業を決めるときオーストラリアは日本と比べると自由。

制度的にも制限があまりないのもあるかもしれないけど、頭の中の制限もわたしよりうーんと自由な人が多いんだと思う。

わたしのホストブラザーの中には中学卒業して、大工の弟子になったり、農家で働いたり高校に行かない選択をする人もいた。

高校卒業して、スーパーで働いてお金をためてから大学に行くホストブラザーもいた。

ホストファザーの中には主夫の人、農家一筋の人、40歳になって教師になった人、ほんといろいろいたな。

こうであるべきっていうのがなくて、わたしはとても楽だった。

そしてそういう人たちとの出会いはわたしの頭の中の制限を壊し、広げてくれた。

それが、楽しくて好きで、わたしはあちこち行きたくなるんだろうな~。